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美術家遠藤さんとの再会に児童笑顔、中札内

児童と一緒に連だこを揚げる遠藤さん(中央)

 【中札内】現代美術家が学校で子供たちと一緒に創作活動する「十勝アーティスト・イン・スクール」(実行委主催)で、昨年、中札内小学校(中村厚喜夫校長、児童191人)を訪れた未来美術家の遠藤一郎さん=静岡県出身=が23日、同校を再訪した。昨年同様にグラウンドで児童たちと一緒に連だこを揚げるなど再会を喜び合った。

 遠藤さんは、6年前から黄色の車体に大きな文字で「未来へ」と書かれた「未来へ号」を運転して全国を巡り、各地で車体に夢を書き込んでもらっている。GPSの軌跡で日本列島にメッセージを作る取り組みも行っている。2009年からは、たこに夢を書き、連だこにして揚げるプロジェクト「未来龍大空凧(たこ)」を展開している。

 昨年12月に、遠藤さんとプロジェクトメンバー7人が、同校に2週間通い児童と一緒にたこを製作。191人の夢と希望が一つにつながった連だこが大空に舞った。

 遠藤さんは昨年、児童と別れる際に再会することを約束。現在、プロジェクトで夕張を訪れており、約束を守り遠藤さんらメンバー6人が訪れた。

 この日は、4代目「未来へ号」となるマイクロバスで、昼休みに合わせて来校。待ちかねた児童たちはバスに駆け寄り、歓声を上げた。早速、プロジェクトの一環として東京で製作した約100枚の連だこを児童と一緒になって、グラウンドを駆け巡りながら揚げた。

 遠藤さんは「みんな覚えてくれていて、うれしい」と笑顔。昨年、たこ作りを行った6年生の山本紗綾さんは「またたこを揚げられ、遠藤さんにも会えてうれしく、楽しい」と、たこ揚げに夢中になっていた。(平田幸嗣)

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