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高推力化へ大きな一歩 大樹でカムイロケット打ち上げ

勢い良く発射される推力200キロ級のカムイロケット(17日午前8時半ごろ、山下僚撮影)

 【大樹】NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC、札幌)は16、17の両日、CAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケットの打ち上げ実験を町多目的航空公園付近の牧草地で実施した。従来に比べ2・2倍の推力200キロ級の機体を使った実験に成功。高推力化へ大きな一歩を踏み出した。

 同ロケットは、ポリエチレンと液体酸素を推進剤とする安全性の高い無火薬式で、2002年から大樹を拠点に実験を続けてきた。今回はテレメトリ(無線によるコマンド送信とデータ取得)の技術の蓄積や、ダミー装置を取り付けた際の飛行特性などを確かめることを狙いに、2日間で3機を打ち上げた。

 17日はこのうち、午前8時半と同10時45分に推力200キロ級の各1機の打ち上げに成功。2機目ではエンジン後方にダミー装置を取り付けたが、上空に真っすぐ打ち上がり、無事に着地した。2機はいずれも高度1000メートルまで到達したとみられる。カムイロケットの開発に携わる永田晴紀教授(北大大学院)は「実りある実験だった。今後は機体を大型化し、海上での打ち上げを行いたい」と話した。

 16日夜は、推力90キロ級の機体で初の夜間打ち上げに成功。機体に色とりどりのLED(発光ダイオード)を付け、夜空の中でも高度500メートルまで上昇、ゆっくりと落下する様子が確認できた。夜間の打ち上げは実験時間の拡大などにつながり、HASTICの伊藤献一理事長は「夜間のイベントで使用するなどし、カムイをPRできれば」としている。

 同ロケットは16日の打ち上げで50機目に達した。この他、17日午後には、服役中の堀江貴文受刑者が創業者の事業会社「SNS」(東京)が開発している小型液体ロケットの打ち上げも行われた。(佐藤圭史)

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