四つ葉apart カフェからテークアウト専門店に 家庭の味をより気軽に
【芽室】芽室町で民家を改装した店舗でカフェ営業してきた「四つ葉apart」(東4ノ1、中尾智子代表)が、10月から業態を変更し、ケーキと弁当のテークアウト専門店として再出発した。中尾代表(54)は「より多くの人に、体に優しい手作りの味を届けたい」と話している。(近藤周)
同店は2017年に開店。「お母さんが家族のために愛情を込めて作るごはん」をコンセプトに、彩りや地元産食材にこだわったメニューを提供してきた。
これまで主に女性をターゲットとしてきたが、町内には買い物が難しい高齢者や仕事で芽室に来ている単身者など、「家庭の味」を求めている人は他にも多くいた。より幅広い世代に手に取ってもらえて、低価格でもボリュームたっぷりで提供できる弁当販売に切り替えた。
弁当の価格帯は780~1450円。彩り豊かなおかずを敷き詰めた「わっぱcafe弁当」(1100円)や魚が入った「だし巻きとお魚弁当」(890円)などが人気を集めている。また、中尾代表考案のレシピから作る自慢のケーキや、手作り総菜、チョップドサラダの販売も始めた。
中尾代表は「テークアウト専門にしたことで、男性客も増えてきた」と手応えを感じている。今後はクラウドファンディングなどを実施し、店のPRに力を入れていく考えだ。
営業時間は午前11時~午後7時。月曜定休。予約が必要な場合は前日午後3時まで受け付けており、配達も可能。問い合わせは電話(0155・40・9254)。メニューなどはインスタグラム(yotsuba_cake.bento)で確認できる。