日高の山並みとグルメを満喫 中札内でサイクリングイベント
【中札内】「十勝中札内グルメライド」が21日、中札内村役場前をスタート・ゴール地点とする40キロ(初心者)と80キロ(中上級者)の2コースで開かれた。村内外から参加した191人が、日高山脈の景観などをサイクリングで満喫し、地元食材を使用したグルメを味わった。
村や村観光協会、地方創生ベンチャー・そら(帯広市、米田健史社長)などでつくる実行委が、日高山脈の国立公園化1周年を記念して企画した。
休憩所で味わう
コースは雄大な日高山脈を望める、のどかな農村エリア。順位を競う大会ではないが、参加者たちは全身汗びっしょりになりながら、緑の田園地帯を駆け抜けた。コース内には複数の「エイド」(休憩場)を配置。農村休暇施設「フェーリエンドルフ」では地場の鶏肉を使ったつくね、「まちなかキッチンスタジオ」では枝豆大福などが提供され、参加者はおいしそうに頬張っていた。
大会終了後は、フェーリエンドルフでバーベキュー交流会を開催。初めて参加した帯広広野小6年の伊藤志歩さんは「景色がきれい。次は長い距離にチャレンジしたい」と笑顔だった。
ロードレース・元日本代表の山本雅道さん、女子バレーボール・元日本代表の益子直美さん、自転車スクールを主宰するブラッキー中島隆章さんのトークショーも行われた。(大健太郎)