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下音更小児童が共進会見学 地元開催の和牛五輪へイメージ膨らます

アグリアリーナで開かれた十勝総合畜産共進会を見学する下音更小の児童

 【音更】「第13回全国和牛能力共進会(和牛全共)北海道大会」(2027年8月26~30日)の開催地・音更町の下音更小学校(長谷川充校長)の3年生43人が11日、十勝農協連家畜共進会場「アグリアリーナ」を訪れ、十勝総合畜産共進会(十勝農協連主催)を見学した。アグリアリーナは和牛全共の審査会場(種牛の部)になる予定で、子どもたちは2年後に地元で催される「和牛の祭典」について学びを深めた。(内形勝也)

 和牛全共は5年に1度、和牛の日本一を決める大規模品評会。13回大会は音更町と帯広市で開催、全国和牛登録協会が主催し、和牛全共北海道実行委が運営を担う。来場者数は約38万人、経済波及効果は約100億円を見込む。

 音更町内は種牛の部、高校・農業大学校の部の会場となる。町は地元関係機関・団体、企業などと連携し和牛全共の発信に取り組んでおり、町内11小学校の3、4年生が使う社会科の副読本でも北海道大会を取り上げている。

 下音更小では3年生が6月中旬、士幌町の獣医師遠藤恭子さん(40)を講師に招き、肉用牛についての知識を身に付けた。今月上旬からは副読本を使い、和牛全共の北海道大会について学習を続けている。

 11日の見学会は地域学校協働活動(現・ふるさと おとふけ学)の一環。種牛の部の審査会場となるアグリアリーナで、実際に家畜共進会の肉牛の部を見学し、和牛全共のイメージを膨らませた。町経済部農政課の職員は和牛全共の概要を説明、大会には品種改良を経た最高の肉牛が全国から集まることを示した。

 今井貫太さん(8)は「本物の牛は大きくて迫力があった」と笑顔。福田梨乃さん(8)は「実際に見てホルスタインと和牛の違いが分かり、勉強になった」と話していた。

 町教委生涯学習課によると、和牛全共の本番まで、町内の小学校で希望があればアグリアリーナ見学の日程調整を行うことにしている。

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  • アグリアリーナで行われた「第54回十勝総合畜産共進会」を見学する下音更小の児童ら

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