十勝勢はExcla!matioNが一次審査と地方車賞 YOSAKOIソーラン祭り閉幕
【札幌】札幌の初夏を彩るYOSAKOIソーラン祭りが8日、閉幕した。十勝からの出場チームでは、Excla!matioN(帯広、出場25回)が一次審査員賞と地方車(じかたしゃ)賞をダブル受賞した。
今年は国内外から約270チームが参加。テーマに合わせた個性豊かな踊りを札幌市内17会場で披露し、十勝からは、Excla!matioNのほか、むらむらむらあず(帯広、26回)、十勝港ソー乱舞(広尾、25回)、tokachi紅(音更、12回)、尊-Mikoto-(音更、4回)の5チームが出場した。
最終日、雨の中でパレード演舞をスタートしたExcla!matioNは、はじける笑顔と躍動感あふれる踊りで観客を魅了。会場は大きな歓声と拍手に包まれた。車両のデザインや独自性を評価する地方車賞は、昨年に続き2年連続受賞。学生代表の野呂寧々さん(20)は「パレードのパターンを増やす新たな試みにも挑戦した。練習はつらいこともあったが、頑張って良かった」と笑顔を見せた。
tokachi紅は、桜をイメージした踊りと小道具で華やかに表現。踊り子リーダーの久保寧々さん(30)は「新メンバーも含め、全員が練習以上の力を発揮しようと踊っていた。観客の声援が温かかった」と話していた。
最高賞のYOSAKOIソーラン大賞には愛知県の「笑゛(じょう)」が輝いた。(安藤有紀)