十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

中札内 村公式ラインの登録増 村内有権者の7割超

村公式LINEをPRする明上主査

 【中札内】中札内村が村民向けの情報発信ツールとして力を入れている村公式LINEアカウントの「友だち登録」が、3月までに村民の約6割となる2300人を超えた。有権者となる18歳以上の人口比だと7割を超える浸透率で、広報を担当する村総務課の明上幸太主査は「今後は住民の意見を聞く手段としての活用も目指す。住民の参画や距離の近い村政につなげたい」と話している。(吉原慧)

 十勝管内で自治体公式LINEを運用する15市町村の中でも、住民の約60%に当たる登録率はトップ。次点は士幌町の約47%、他も多い自治体で3~4割、少ない自治体で1~2割前後だ(人口は2024年4月時点、LINE友だち登録は25年4月時点で算出)。

 中札内の村公式LINEはコロナ禍の21年7月、それまで広報誌と情報無線が中心だった情報発信のデジタル化を目指してスタート。ワクチン接種の案内などから投稿を始め、少しずつトーク画面のメニュー欄を整備。現在はLINEを起点に、村のホームページ(HP)や各種SNS、広報誌のバックナンバー、子育て情報や防災情報など、需要が高いテーマの公式情報へのアクセスを容易にしている。

 アカウントのPRには、各種イベントや団体への周知活動に加え、村内31行政区を村職員で分担する「地域担当制」を生かし、行政区内の催しに村職員が出向いて協力した際にもアカウントを周知。全職員挙げての草の根のPR活動で着実に認知を広げ、24年度も、年度当初の1900人から2300人へと登録者数を大きく伸ばした。

 村では公式LINEを、施策やイベントの基本情報の発信に活用。基本情報で関心を持った村民には、HPやSNSで詳細を伝え、「LINEで気付いてHPで知る」という役割分担を行っている。

 明上主査は「情報共有は中札内のまちづくりの基本。LINEで村の取り組みに関心を持ってもらい、住民参画につなげたい」と話している。

更新情報

広尾と大樹、仮装盆踊りで古里の夏を楽しむ

紙面イメージ

紙面イメージ

8.18(月)の紙面

ダウンロード一括(53MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2025年8月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME