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「アイデア出し合い課題解決を」 SDGs推進へ「andほんべつ」始動

SDGs未来都市に向けて握手する(左から)佐々木町長と池田代表理事、内田会長

 【本別】本別町のSDGs(持続可能な開発目標)を推し進める「一般社団法人andほんべつ」が本格的な活動を始める。27日、町役場で町との包括連携協定を締結。代表理事を務める池田圭吾さん(44)は「いろいろな所とつながる本別でありたい。商業と工業、農業のメンバーがアイデアを出し合い、さまざまな地域課題を解決できれば」と抱負を話す。

 本別町は2024年に内閣府のSDGs未来都市に選ばれた。エネルギーコンサルタント会社のアール・エ北陸(富山市)に協力してもらいながら、SDGs・脱炭素推進協議会(内田智大会長)の立ち上げなど通じて町の変革を目指す。andほんべつは同協議会の実働部隊の位置付けで、行政と民間企業、町民のパイプ役を担う。

 andほんべつは、今年1月23日に設立した。源すし社長の池田さんを代表理事に、本別砕石工業社長の内田智大さん(47)、岡崎組常務の岡崎慶太さん(50)、黒毛和牛の繁殖牧場を営む小笠原愛さん(49)が理事を務める。事務局はアール・エ北陸の村瀬響子環境カウンセラーが担う。

 当面は、協議会が優先事業に掲げる「本別町SDGsブランド認証制度」「中心市街地のリブランディング(再構築)」「本別公園のリブランディング」「サテライトオフィス設置」を推進する。

 協定の締結式で、佐々木基裕町長は「今後のまちづくりに寄与する大きな動きなので、一層と連携していきたい」と話した。

 池田代表理事は「空き家や空き店舗の対策を進めたい。企業のサテライトオフィスとして使ってもらいながら、町民とのマッチングができる仕組みなどをつくりたい」と抱負を述べた。(佐藤匡聡)

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  • 包括連携協定の覚書を交わした(左から)佐々木町長と池田代表理事

    包括連携協定の覚書を交わした(左から)佐々木町長と池田代表理事

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