上士幌のカントリーサイン変更へ 候補8案から投票受け付け中
【上士幌】上士幌町は、町境を示す道路標識「カントリーサイン」のデザインを更新する。昨年公募した作品の中から8案に絞り込み、最終案を決める投票を2月9日まで受け付けている。町ゼロカーボン推進課は「新しく『上士幌ブランド』をデザインすることで、町外に町の歴史やまちづくりをPRしていきたい」とする。(大健太郎)
町では昨年10月に、SDGs(持続可能な開発目標)やデジタル化、ゼロカーボンといった町の先進的な取り組みをイメージできることに加え、町の象徴である熱気球も入れたデザイン案を募った。
約40作品の応募があり、町役場や町内の団体・企業の若手で構成する「SDGs推進プロジェクトチーム」と地元の中高生が、応募作品の中から見やすさや独創性などの観点から、8作品を最終候補とした。
8作品にはタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)と大雪山をあしらった作品や、牛のふん尿を活用して発電するバイオガスプラント、エコな意味を込めて「ZERO」と書かれた熱気球などが描かれている。
同課の木川陽介プロジェクトマネジャーは「上士幌の取り組みを町外に発信し、観光誘客にもつなげたい」と話す。
投票は1人1回まで。町生涯学習センターわっかや道の駅かみしほろなどに、投票用紙と投票箱が置かれている。専用フォームでも投票を受け付けている。
問い合わせは同課(01564・7・7255)へ。
<カントリーサイン>
市町村の名所、特産品などのイラストと市町村名を合わせた看板で、道内では北海道開発局が整備している。現行の上士幌町のカントリーサインは、防風林がある大地に2基の熱気球が浮かんでいるデザイン。