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コテージ3棟と用具店開設 フェーリエンドルフ

札内川の釣りスポットをあしらった壁や木彫りの魚など、フライフィッシングをイメージしたコテージの室内

 【中札内】中札内村のグランピングリゾート・フェーリエンドルフ(南常盤東4線)は、十勝の清流目当てに訪れる釣り客の観光需要に対応しようと、コテージ3棟をリニューアルし、用具のショップも開設した。自然をイメージしたコンセプトコテージ「ウィルダネスフィロソファー」と、フライフィッシングの用具や消耗品をレンタル・販売するショップで、アウトドア客の獲得を目指す。(吉原慧)

 アウトドアと旅をテーマにしたコンセプトショップ「パーヴェイヤーズ」(群馬県桐生市)が監修した。コンセプトコテージは、宿泊者が一日を通して釣りを体感できる空間を演出。木彫りのクマや魚のオブジェ、釣りに関連する書籍や資料などをインテリアとしてあしらっている。

フェーリエンドルフのセンターハウス内に設けられた釣り用具のショップ

 ショップは、センターハウス内に開設された。初心者層にも楽しんでもらうため、フライフィッシングのレンタル用具一式(1日約1万円)を用意。飛行機に持ち込めないクマよけスプレーもそろえた。

 さらにフェーリエンドルフは「十勝の河川はきれいで、釣り客からの評価が高い。良質なゲレンデのように国内外から人を呼び込む素質がある」とみて、フライ(毛鉤=けばり)やティペット、リーダーなど愛好家向けの消耗品を販売する。

 担当者は、「釣りは天候への備えから長期滞在客が多い。夏の観光シーズン後の、十勝の楽しみ方としてフライフィッシングを提案したい」と期待を込める。

 宿泊費用は3棟とも1人1万800円から。最大5人の宿泊が可能。

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