20年前の自分と対面 浦幌中50周年でタイムカプセル開封
【浦幌】今年、開校50周年を迎えた浦幌中学校(石森裕章校長、生徒79人)で11日、20年前の2004年に開校30周年記念事業として企画したタイムカプセルが開封された。当時の生徒らが集まり、懐かしい写真や自分宛てのメッセージと再会。旧友と思い出話で盛り上がった。(円子紳一通信員)
同校は1974年、浦幌、幾千世、養老、豊北、十勝の5中学校が統合し、校舎を新設して開校。80年には吉野、05年には厚内の各中学校を統合した。この日は当時の在校生と教諭ら約30人が集まった。宝箱型のタイムカプセルは校舎内の倉庫に保管されていた。
当時3年生の小野(旧姓阿部)美香さん(35)と関口(旧姓出口)加織さん(35)が代表して開封。入っていた“お宝”は、クラスの集合写真や将来への決意を書いた色紙、20年後の自分に宛てた寄せ書きなどだった。
小野さんは「何が入っているかドキドキした」とし、当時1年生の青木(旧姓北村)星羅さん(32)は「久しぶりにみんなに会えて楽しかった。自分宛ての作文があったが書いた内容を忘れていた」と懐かしんでいた。
開封後の記念品は11月24日の開校50周年記念式典までは学校で保管し、その後は同窓会の学年幹事が本人に届ける。