広尾沿岸で夏を告げるコンブ漁解禁
干し場には引き上げられたコンブが鮮やかなしま模様を作った(25日午前7時半ごろ)
【広尾】広尾町内の「黄金道路」(国道336号)沿いの海岸で25日、夏を告げるコンブ漁が本格的に始まり、漁業者を乗せた磯舟が一斉に海に繰り出した。
凪(なぎ)の日を選んで行う「採りこんぶ漁」。20日に解禁されたが、悪天候が続き船の出漁は見合わせていた。この間、音調津地区では浅瀬のコンブを引き抜く「磯抜き」が行われている。
この日は午前5時に漁がスタート。霧が立ちこめる中、船上の漁業者は汗だくになりながら、黒々と輝くコンブを海底から引き上げた。コンブ(ミツイシコンブ)は約7メートルもあり、干し場には鮮やかなしま模様が描かれた。
今季のコンブは実が薄く、量も少ないと予想されている。複数の漁業者は「初日に限っては、予想をしていたより悪くはないという印象。天候に恵まれ、一日でも多く出漁できたら」と話していた。(能勢雄太郎)
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霧が立ちこめる中、磯舟に乗ってコンブを引き上げる漁業者(25日午前5時35分ごろ、広尾町内)
霧が立ちこめる中、磯舟に乗ってコンブを引き上げる漁業者(25日午前5時35分ごろ、広尾町内)
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磯舟からトラックに移される水揚げされたコンブ(25日午前7時ごろ、広尾町内)
磯舟からトラックに移される水揚げされたコンブ(25日午前7時ごろ、広尾町内)
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