看護師の仕事を体験 帯高看で小中学生対象に初開催
帯広高等看護学院(大瀧雅文学院長)で17日、「小学校高学年・中学生向け学院見学会」が開かれ、看護師を夢見る児童や生徒36人と保護者28人が参加した。
小中学生対象としては初開催。看護師のなり手不足が懸念されるため、子どもたちが看護・医療系の職業にさらに関心を持ち、自分の将来を考えてもらおうと企画した。
卒業を控える同学院3年生38人が対応。校舎内を飾り付けて迎えた。看護師の仕事を説明した後、赤ちゃんの世話と妊婦の診療、心臓マッサージやユニホーム試着など八つのブースに分かれて体験を行った。
フィジカルアセスメント体験のブースでは、さまざまな体調を再現できる人形の体温や血中酸素濃度を測ったり、聴診器を肺や腹に当てたりして音を聴いた。病院で接した看護師に憧れ、将来の職業に考えている帯広北栄小6年の伊藤星(あかり)さん(12)は「肺からはヒューヒュー、おなかはポコポコという音がした。看護師の仕事を知れて、なりたい気持ちが大きくなった」と話していた。(北村里沙)