「あんだんて」25周年 島代表の古希も祝福
帯広市内の福祉ボランティアサークル「あんだんて」(島道子代表)の新年会が27日、帯広市内の帯広グランドホテルで開かれ、創立25周年と、21日で70歳を迎えた島代表を祝福した。
同団体は1999年7月に設立。けがのため、27歳から車いす生活を続けている島代表が45歳で立ち上げ、施設訪問ボランティアや車いす利用者向けのガイドブック作りなど、さまざまな活動に取り組んでいる。
この日は親交の深い約50人が参加。「100歳、いや永遠に長生きして」などと島代表に声を掛け、ステージでは歌やダンス、手品などが披露され、会場を盛り上げた。
会場では文化祭や交流会など活動の写真がスライド上映され、各テーブルには70歳を記念したワインも。米国の人気歌手ティナ・ターナーのような髪型で着飾った島代表は「けがをしなければ出会えなかった人もいる。多くの人に出会い、学びがあった。自分以外の人をほんのちょっと考える『お互いさま』の気持ちをこれからも持ち続けたい」と話していた。(松村智裕)