帰省ラッシュ始まる コロナ禍前の水準に
お盆を故郷で過ごす人たちの帰省ラッシュが11日に始まった。新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」に引き下げられてから初めてのまとまった休みとなり、各交通機関の利用は好調。帯広に到着する空の便は満席に近く、ほぼコロナ禍前の水準に回復している。
とかち帯広空港では11日午前、東京と愛知発の3便が到着。再会を喜ぶ家族や、大きなキャリーケースを引いた観光客の姿が見られた。池田町の実家に帰省するという東京都在住の国吉竹子さん(42)は「娘や両親と十勝の温泉やスイーツ巡りに行きたい」と話し、娘のあまねさん(7)は笑顔だった。
お盆期間中の交通機関は、JRや航空便、都市間バスがいずれも前年同期の利用を上回る見込み。Uターンラッシュは14、15日にピークを迎える予定。(吉原慧)