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爽やか初夏の香り 足寄でラワンブキ収穫盛り

ラワンブキを収穫する鳥羽秀男さん(右)と妻の昇子さん(20日午前10時40分ごろ)

 【足寄】足寄町特産のラワンブキの収穫作業が、町内の農場で最盛期を迎えている。鎌で刈ると爽やかな独特の香りが漂う。例年高さは2メートルを超えるが、今年は小ぶりとなっている。

 ラワンブキは繊維質やミネラルが豊富で、色や香り、歯応えの良さが特徴。JAあしょろラワンぶき生産部会は今年度、14戸で計約350トンの収量を計画。例年並みの5日から各農家で収穫が始まった。

 約3ヘクタールで栽培する町鷲府の鳥羽農場(鳥羽翔太代表)では、今年は20日から開始。鳥羽代表の父で、同部会長を務める秀男さん(61)は「昨年6月から8月にかけての悪天候と、今春は雨が少なかったり霜が降りたりして、例年より成長していない」と話す。

 大きいフキで約1・8メートル。平均すると1メートルほどという。ただ、「風味は変わらない。あくが少なく苦みがない。生ラワンブキを天ぷらにすると非常においしい」と笑う。町内での収穫は今月末までを予定している。

25日に収穫体験
 25日午前8時半から正午まで同農場で、同JA主催の一般向けの「ラワンぶき狩り」が開かれる。同JAの「生ラワンぶき」は、道の駅あしょろ銀河ホール21南側駐車場そばのJAあしょろ直売所「寄って美菜」で、販売と地方発送を行っている。問い合わせは同直売所(0156・28・0303)、同JA山菜工場(0156・25・2444)へ。(北雅貴)

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  • 足寄町特産のラワンブキを収穫する鳥羽部会長(右)と妻の昇子さん(20日午前10時40分ごろ)

    足寄町特産のラワンブキを収穫する鳥羽部会長(右)と妻の昇子さん(20日午前10時40分ごろ)

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