市道の雪山除雪 年内に終わらず 問い合わせ292件
22日から23日にかけて十勝に降った大雪で、帯広市内の道路の路肩や交差点付近などでは除雪した雪が高く積まれ、ドライバーや歩行者の見通しが悪くなっている。市は雪が凍結してガタガタになった路面の整正や除雪による拡幅作業と併せて排雪作業を順次進めているが、年内には終わらない見通しだ。
市では22、23の両日、全域で除雪作業を実施。除雪の雪で交差点付近では高さ3メートルほどの雪山も見られ、道路幅も狭くなっている。住民が除雪した雪が道路に捨てられているなどの問題もあり、26日までに市道路維持課には292件の苦情や問い合わせがあった。
排雪作業は、新緑通と西5条通は27、28の両日に実施する予定。人通りが多い中心部では25日から排雪作業を進めており、排雪作業の場所と実施日は市のホームページに掲載している。 排雪などの作業は、路線によって日中に行う場合もあるが、基本的に午後9時から午前7時の時間帯をめどに行う。市道路維持課は「部分的に年をまたぐのは間違いない」と理解を求めている。
国道では、拡幅作業はすでに町村で始めている地域もあるが、市内は27日夜から実施する。年内の作業完了を目指しており、雪の状況を見て排雪の実施を判断する。道道も部分的に拡幅作業を進めており、現時点で排雪の予定はない。(大海雪乃)