きのとやグループが持株会社を設立 千秋庵製菓を加えて新たなスタート
洋菓子の製造・販売を手がける「きのとや」を中核とするきのとやグループは3日、傘下の事業会社を束ねる持ち株会社「北海道コンフェクトグループ」(札幌)を新設したと発表した。今後は同社のもとでグループの一体経営を図り、ブランド開発や経理・人事機能の効率化を進める。9月30日付で株式を取得した千秋庵製菓を加えた陣容で、グループとして一層の事業拡大を目指す。
持ち株会社はグループのバックオフィスの集約を図る一方、各事業会社に最適な経営戦略を推進するために設置した。北海道コンフェクトグループの傘下に、きのとや、Kコンフェクト、COC、千秋庵製菓、ユートピアアグリカルチャーの5社が収まる形とした。
千秋庵製菓は1921年に札幌で創業。「山親爺(やまおやじ)」、「ノースマン」などの銘菓を手掛けている。(奥野秀康)