芽室町内に初のコワーキングスペース アプリ通じ全国にも周知
【芽室】芽室町内のNPO法人「Qucurcus(ククルクス)」が、町本通3ノ2にある事務所の一部をコワーキングスペースとして開放している。町内初のコワーキングスペースで、全国各地のコワーキングスペースを探せるスマートフォンアプリを通じ、町外からも利用が進んでいる。(石川彩乃)
同法人では、2021年の事務所開設当初から、一部をリモートワークなどができる場所として活用する考えでいた。今年5月からコワーキングスペースとしての開放を始めている。
7月には「いいオフィス」(東京)が運営する、コワーキングスペースの検索・決済アプリ「いいアプリ」との連携を開始。同アプリでは全国約750カ所のコワーキングスペースを地域ごとに検索でき、QRコードの読み取りなどで簡単に決済可能。多くの人に認知され、利用促進につながった。管内ではククルクスのほか、幕別町札内の「Nスペース」、帯広市の「omoto」とも連携している。
ククルクスの永井健士代表(53)は「テレワークの導入が進んだ一方、家だと集中できないという人もいる。仕事はもちろん、趣味で黙々と作業したい時など気軽に活用してほしい」と話している。
平日午前10時~午後6時で、定員10人程度。1時間300円、半日(4時間まで)1000円、終日(8時間まで)2000円。混雑時は相席となるほか、スタッフは通常業務のため、来客・電話対応をすることがある。1時間当たり500円を増額し、営利目的の利用もできる。午後6時~同8時は予約制の貸し出しスペースとして運用中。問い合わせは同法人(0155・67・5144)へ。