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師走スケッチ「年の瀬ムード漂う 藤丸前で恒例の年の市」

店側の説明を受け、しめ飾りを購入する買い物客(左、25日、藤丸前で)

 師走恒例の「年の市」が帯広市内の藤丸前で開かれている。年の瀬が近づくにつれ、正月用品やしめ飾りなどを購入する人たちでにぎわいを見せている。31日まで。

 十勝産スゲ草などを使ったしめ飾りの生産・販売を行う池田農園(帯広市、池田正樹社長)が、毎年この時期、約60種類の手作り商品を並べている。

 職人が編み上げた玄関用のしめ飾り「宝掌」は、3000円ほどの価格帯が人気。そのほか、神棚に飾る「宝船」やリース型の飾りもよく売れているという。市内の70代主婦は「毎年ここで飾りを買うと、もうすぐお正月という気持ちになる」と笑顔を見せた。

 池田社長は「28日が大安なので、お客さまが集中するのでは。一つひとつ装飾が異なるので、ぜひお気に入りを購入して」と話している。

 同社は音更町のスーパー・ハピオ(木野大通西7)、市内の元祖・土日肉のびっくり市西店(西21南4)、満寿屋商店麦音店(稲田町南8線)の前でも年の市を開いている。(松村智裕)

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