剣淵町から絵本キャラバン到着 中札内
【中札内】絵本による町おこしを進める上川管内剣淵町から村へ絵本キャラバンがやって来た。きらきら保育園と上札内小の2カ所を巡り、子どもたちを楽しませた。
絵本の楽しさを伝え、絵本の町をPRしようと、町民有志による「けんぶち絵本の里を創ろう会」が今年度から始めた事業。講談社から剣淵町へ寄贈された4トントラックの移動図書館車で、全道179市町村を回ることを計画している。
取り組みを知った村図書館の小山洋子司書が、移動図書館が無い村の子どもたちに、新鮮な気持ちで本を選ぶ楽しさを感じてもらおうと、キャラバンの受け入れ先に応募した。
移動図書館車は緊急事態宣言の解除を待って、7日に来村した。
きらきら保育園では園児が、トラックに積まれた約550冊の絵本の中からお気に入りの一冊を引っ張り出しては、レジャーシートの上で無心にページをめくっていた。
同会会員で剣淵町教育委員会職員の渡邊一宝さんは「キャラバンカーに慣れている剣淵の子どもたちに比べ、思った以上に喜んでくれてうれしい。自分たちも楽しみながら、絵本の魅力を全道に届けたい」と話した。(丹羽恭太)