池田保育園の年長児24人がロイヤルエクスプレスに乗車
【池田】今夏、道内を周遊する高級観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」の試運転が27日に行われ、十勝管内でも青を基調とした気品ある姿を見せた。JR池田駅では、池田保育園(金子道子園長、園児112人)の年長児24人が停車中の車両を見学し、同列車のクルーから手厚い“おもてなし”を受けた。
道内の観光振興と地域活性化を図る目的で、東急(東京)とJR北海道が昨年に続いて運行。今年は8月13日~9月27日に計7回・3泊4日(一部4泊5日)のプランで札幌を出発して十勝や知床などを巡る。
昨年は同園園児が同列車の通過時間帯に園庭から手を振って来町を歓迎し、池田駅でも旗を振って出迎えるなどして乗客をもてなした。今回、その礼を兼ねて東急側の提案で園児たちを車両に招待した。
この日、札幌駅を出発した列車は予定より7分遅れで池田駅に到着。園児は4人ずつ6班に分かれてクルーの案内で乗車し、「ホテルみたい」と声を弾ませながら濃青色の客車5両を見て回った。専用のポストカードとシールもプレゼントされ、最後はホームで「どうもありがとうございました」と元気にあいさつ。美濃芽依ちゃん(5)は「楽しかった。(座席の柄が)きれいだった」と話した。
試運転とあって客車をけん引する機関車には赤色が目を引く「赤カマ」(通称)が代役で登場し、本線を運行する物珍しさにシャッターを切る鉄道ファンの姿も見られた。(小縣大輝)