オリジナル「ブタジン」発売 大樹・源ファーム生産豚使用 帯広地方卸売市場
帯広地方卸売市場(帯広市西21北1、高橋正行社長)は、ジンギスカン風の味付豚肉「帯広市場のブタジン」を新たに商品化し、市場内や一部スーパーなどで販売を始めた。
同市場では30年以上前に、ラムとロースのジンギスカンを初めてプライベートブランド(PB)として商品化した。現在も市場内にある関連センターで販売している。
ブタジンは源ファーム(大樹町)のホエー豚を原料とし、しっかりとした味が特徴の同市場ジンギスカンのたれで味付けした。市場内で加工し、肉は手切りしている。価格は1パック(400グラム入り)780円(希望小売価格)。
同市場では差別化などの一環で、近年、PB商品の開発を積極的に推進。「豚ジンの商品化はあまり多くない」とし、今春から試作してきた。総合食品課の保木厚志課長は「パッケージは若者層を意識し、落ち着いた中でもポップなデザインにした。元来、屋外での焼き肉が活発な地域。ホエーを餌にした軟らかい肉を丁寧に加工した自信作。コロナ禍でキャンプ人気も高まっており、焼き肉の新商品として定着させたい」とPRしている。
1日から販売開始。同センター内のほか、ハピオ(音更)やアスポ(士幌)、市内の藤丸でも買える。(佐藤いづみ)