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今年の恵方は南南東 スーパーなどで恵方巻きの販売好調

恵方巻きを買い求める市民ら(2日午前11時半ごろ、ダイイチ白樺店で。金野和彦撮影)

 節分の2日、十勝管内のスーパー、すし店では恵方巻きが並んだ。予約段階で売り上げを伸ばす店舗もあり、関係者からは「コロナ禍という世相もあり、厄払いとして買う人も多いのでは」との声も聞こえる。

 節分は立春の前日で例年は2月3日だが、地球が太陽を回る周期のわずかなずれが影響し、今年は124年ぶりに2月2日に。今年の恵方は南南東。

 帯広市内のダイイチ白樺店では、恵方巻きの予約数が昨年比12%増。フードロスを減らす取り組みの一環で予約特典を毎年設け、同社ポイントカードのポイントを付与している。遠藤耕友店長は「去年よりも予約が好調。豆も10%伸びるなど節分関連商品がよく出ている」と話す。

 回転ずしチェーンのなごやか亭は、各店で恵方巻きの予約が30%増で推移。高野豆腐や厚焼き卵などを巻いた新商品「なご巻き」が年配客らに好評という。運営する三ツ星レストランシステムは「単価の高い商品も予約が入っており、節分当日は夕方くらいに売り切れそう」(帯広支社)としている。(本田龍之介)

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