日本海側大雪影響で十勝でも本や荷物届かず
北陸地方など日本海側を中心に降った大雪の影響で、十勝管内では書籍や宅配便が届かない-などの状態が続いている。16日以降、順次解消される見込みだが、関係者はやきもきしている。
日本貨物鉄道(JR貨物)によると、7日未明に北陸・東北を中心に降った記録的大雪のため、運転見合わせ区間が発生。北海道などを通過・発着する分について、7~14日にコンテナ列車492本が運休した。
ザ・本屋さん(帯広市)では9日から雑誌などの入荷がストップ。ザ・テレビジョンをはじめ、週刊モーニングや文芸春秋など多数。ただ、15日昼時点で取次会社から十勝での9日発売分(フライデーなど)が16日に入荷するとの連絡があったという。
高橋智信社長は「10日発売分以降の到着状況は未定で不安だ。1週間未入荷は近年ではなかった。うちの場合、注文や定期配達などもできない状況で売り上げにも影響している」と話していた。
また、ある全国大手の陸送会社の支店担当者は「輸送にはJR貨物を利用しているため、ここ数日、集荷の中止が続いている。帯広発着両方向でストップしている状況」と説明。来週からは通常通りに集荷を始められると見込んでいる。(佐藤いづみ、津田恭平、本田龍之介)