帯広駅によつ葉の自販機復活
JR帯広駅構内に1日、よつ葉乳業(本社・札幌市)の自動販売機が設置された。一度撤去されたが、音更町に主管工場を持ち十勝を代表する企業の自販機が必要との声が高まり、再び設置されることになった。
よつ葉の自動販売機は道内のJRの駅では帯広駅のみに設置。売れ行きも良く、高校生らが牛乳を購入して列車に乗り込む姿も見られた。機械の老朽化などを理由に5月に撤去された。
しかし、よつ葉は十勝管内8農協が中心となって設立した「北海道協同乳業」が前身で、地域住民や観光・ビジネス客が利用する帯広駅に商品を置くべきとの声があり復活した。
牛乳やミルクコーヒーなどのほか、これまではなかった飲むヨーグルトなど新商品を含め15種類を販売している。よつ葉は「魅力的な商品ラインアップをそろえているので、利用してほしい」(広報)とPRし、JR帯広駅の佐々木大輔駅長は「地産地消の取り組みにつながれば」と話している。(津田恭平)