広尾サンタランドでオンライン点灯式
【広尾】ノルウェー・オスロ市から国内唯一の「サンタランド」の認定を受けている広尾町の大丸山森林公園で24日、イルミネーションの点灯式が開かれた。37回目の今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため集客はせず、初めてオンラインで点灯の様子を配信。15万球の電飾が、2カ月後のクリスマスに向けてムードを演出した。
この日は午後5時半からユーチューブ内の「広尾サンタランド」公式チャンネルで動画を配信した。サンタランドの歴史や今年の取り組み、ひろお保育園の園児による合唱など事前撮影の映像を流した後、生中継にサンタクロース姿の村瀬優町長が登場。「日本で一番早い点灯式。今年はオンラインで全国、世界中の皆さんに届けたい」とあいさつし、カウントダウンに合わせ園内のイルミネーションが一斉に点灯した。
その後、350発の花火が10分間打ち上げられ、コロナ対応の医療従事者らに感謝の思いを込めた青色の花火も夜空を彩った。
今年は園内に高さ約5メートルのメインツリーを設置。その電飾費用をふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディング(GCF)で募集し、78万5000円が集まった。
イルミネーションはこの日から来年1月3日まで午後4時半~同10時に点灯する予定。村瀬町長は「コロナ対策をしてイルミネーションを見に来てもらい、大切な方へひろおサンタメールをぜひ送ってほしい」と話した。(松村智裕)