ガールズ農場回るバーチャルツアーを企画 9月中に2回開催 十勝バス
十勝バス(帯広、野村文吾社長)は、ジャガイモの収穫などを画面越しに疑似体験できるバーチャルバスツアーを21、24日に行うことを計画している。同社では新型コロナウイルスの影響でバスツアーのほとんどが中止となっており、新たなツアーを模索しようと企画。画面は収録の素材を軸に一部生中継の動画も挟み、参加者に十勝の魅力を届ける。
同社のバスツアーは夏期に多数開催しているが、今シーズンはほぼゼロに。今回のツアーは、四国のバス会社が手掛けたバーチャルツアーなどを参考に構想した。
ツアーは、オンライン会議サービス「Zoom(ズーム)」を使用。帯広駅を出発し、幸福駅などを巡る。市内の観光農場「十勝ガールズ農場」では現地と生中継でつなぎ、カラフルポテトの収穫やトラクターの試乗などを見学する。ツアーは90分。あらかじめ撮影した車窓や各施設の見どころを動画で流し、バスガイドの案内も楽しめる。
参加者の自宅には、ツアー前に十勝川モール温泉の入浴剤や幸福駅の切符などを送るほか、収穫したジャガイモをツアー後に届ける。吉田昌人貸切部次長は「品物が手元にあると臨場感を出せるのでは」と話す。
ツアー料金はモニター価格で3980円。4日から販売を始める。各回先着15人。問い合わせは同社(0155・37・6525)へ。(本田龍之介)