特産品自販機 設置3カ月で好反応 芽室
【芽室】町の特産品を24時間で販売している自動販売機「×△□◯(メムロ丸)」の商品ラインアップが7月下旬から8月上旬にかけて一部リニューアルした。設置から3カ月以上がたったが、珍しさで注目を集め出足は好調だ。
帯広信用金庫が日本財団の「わがまち基金」を活用した地域創生支援事業の一環。4月19日から帯広信金芽室支店(町本通2)の駐車場に設置し、町物産協会(松山博行会長)が運営している。
町の特産品の認知向上や、話題性による商店街への集客を狙い、野菜や菓子、Tシャツなどを販売。7月末までの104日間で計685個、31万6000円を売り上げた。松山会長は「珍しさから興味を持ってもらえたのだろう。予想以上に反響があった」と話す。
現在は十勝地サイダー(270円)や尾藤農産の「パンケーキ&ミルクジャム」(1300円)、帯広信金紹介枠として福島県の喜多方ラーメン(500円)など全16種が並ぶ。同支店の鈴木智広支店長は「これからもっと芽室のアイテムが増えると、どんどん面白くなってくるだろう」と話している。
また、自販機には新型コロナウイルス対策として、ボタンや取り出し口などに抗ウイルス加工を施した。
商品には「ゆめ広場 呼路歩来」で使えるクーポン券が同封されていたことから「呼路歩来への来店者も増えているのでは」(同協会)という。松山会長は「リニューアルしてまた話題になってくれれば」と期待を寄せた。(細谷敦生)