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ワクワクしない夏休み 帯広市の小中学校で「終業式」

テレビ画面を通じて校長の話を聞く児童(22日午前10時50分ごろ、帯広明和小で。新井拓海撮影)

 帯広市内の小中学校は22日、夏休み前の最後の登校日となった。新型コロナウイルスによる臨時休校で授業時間が足りないことから、夏休み中も授業を行い、実質的な休みは例年より短い。十勝管内では自治体によって休みの時期や日数が異なるため、終業式はまちまちになっている。

 帯広明和小(岸梅哲郎校長、児童332人)ではこの日、密集を避けるため、テレビ放送で終業式を実施。子どもたちは各教室でマスク姿のまま校歌を斉唱した。

 岸梅校長はテレビ画面を通じて話し、「ハンカチの持参や、人との距離を取る新しい生活様式が当たり前のようにできるようになった」と評価。児童が考案した、人にタッチしない鬼ごっこや大縄跳びに触れ、「これからも知恵を出し合い、より良い学校にしてほしい」と呼び掛けた。

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 新型コロナによる臨時休校は1カ月以上に及び、学校行事も中止・延期された1学期。帯広市では夏休み期間は23日~8月18日と予定通りだが、27日から計10日間の午前授業を行う。

 6年の野原楓さんと本間乃愛(のあ)さんは「行事がなくなったのは悲しいけど、友達と会えてよかった。夏休みは何もできなさそうだから、ステイホームかな」。伊藤蓮太君は「休校中は外で遊べなかった分、友達との距離を取りながらサッカーしたい」と話した。

 管内では帯広市以外の全町村も、夏休み期間を短縮したり登校日を設けたりすることで、授業時間を確保する。十勝教育局によると、高校も夏休みを短縮し、7月末まで授業を行うところが多い。(高田晃太郎)

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