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「ねじのロケット7号機」 MOMO公開 IST 大樹

新たに公開されたMOMO7号機(2日午前11時40分ごろ、新井拓海撮影)

 【大樹】町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は2日午前11時から、町浜大樹の実験場で、今夏打ち上げ予定の観測ロケット「MOMO(モモ)」7号機を報道陣に初めて公開した。6月14日に打ち上げた5号機の後継機体で、ペイロード(荷物)の打ち上げ時期の関係で、6号機より先に7号機を打ち上げる。

 7号機は、モモに約1200本のねじを供給しているサンコーインダストリー(大阪)が「ねじのロケット」と命名。機体の先端はねじのドリル部分をイメージした特徴的なデザインになっている。ペイロードでは、花キューピット(東京)がバラの花一輪を宇宙へ届ける。医療従事者への感謝の思いも込められている。

 この日は、スポンサーを継続する3社も発表。平和酒造(和歌山)は4、5号機に続き、日本酒「紀土(きっど)純米大吟醸 宙(そら)へ!!」をロケット燃料に添加する。高知工科大の「インフラサウンドセンサ(超低周波音マイク)」は連続5回目の搭載。サザコーヒー(茨城)は超高級「パナマ・ゲイシャコーヒー」の搭載が3度目。スポンサーは計6社となった。

 5号機は打ち上げ後、エンジンノズルが破損した。稲川社長は「ノズルは製造や管理を見直し、X線CT(コンピューター断層撮影)による内部検査などを行っている。早い時期に6社の思いを宇宙に届けたい」と話している。

 7号機は昨年5月打ち上げの3号機に続く宇宙空間(高度100キロ)到達を目指す。(松村智裕)

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関連写真

  • 新たに公開されたMOMO次号機。手前は稲川社長、奥は堀尾マネージャー(2日正午ごろ、新井拓海撮影)

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  • 新たに公開されたMOMO次号機(2日午前11時40分ごろ、新井拓海撮影)

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