スポーツ外来13日に開設、手術方法充実も 開西病院整形外科に3医師着任
社会医療法人博愛会(細川吉博理事長)が運営する帯広市内の開西病院(西23南2)は、体への負担が少ない手術を充実させ、13日から整形外科にスポーツ外来を新設する。昨年11月に着任した淺野祐一医師(46)、今年4月着任の森信太郎医師(50)、蓮尾敦広医師(44)の3人がその一翼を担う。
森医師は1969年福岡県生まれ、防衛医大卒。首から腰までの脊椎が専門分野で、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄(きょうさく)症などの治療に当たる。出血が少なく神経を傷つける可能性が低くなる内視鏡手術の経験が豊富。「傷が小さい利点を持つ内視鏡が全国で広まる中、この病院でも増やしたい」と意気込んでいる。
淺野医師は73年東京都生まれ、旭川医大卒。一般的な外傷を担当するが、股関節や膝関節が専門。「周囲の筋肉や靱帯(じんたい)を温存した手術方法で、早期回復に取り組んでいきたい」と語る。
蓮尾医師は75年兵庫県生まれ、東海大卒。日本体育協会公認のスポーツドクターで、毎週月曜午後5時半から2時間、スポーツ外来を担当。スポーツ中の痛みをきっかけとした治療や再発予防に当たる。「近年は膝の関節鏡手術を多く経験してきたので、この病院でも貢献したい」と話している。(深津慶太)