大好きなしょうゆ料理は つつじが丘小の泉さんが感想文コンクール入賞
日本醤油(しょうゆ)協会(東京)が主催する「第14回しょうゆ感想文コンクール」で、帯広つつじが丘小学校4年の泉瀬菜さんが佳作を受賞した。祖母が作る野菜の煮物に触れ、「一番大好きなしょうゆ料理」とつづった。
同コンクールは、日本の食文化を支えてきたしょうゆに関心を深めてもらおうと小学3~6年生を対象に実施。3部門に計948点の応募があった。21点が入賞し、道内からは泉さんが唯一入賞を果たした。
作品名は「おばあちゃんの野菜のにもの」。乳製品と卵のアレルギーを持つ泉さんにとって、祖母が畑で取ったインゲンマメやニンジンなどで作る煮物は大好物。小1の時から父は単身赴任で不在のため、近くに住む祖父母の家で食事することが多かったという。
「じいちゃんは血圧が高いから、食べ過ぎないでね」。そんな食事中の何気ない会話にいつも笑わされ、「(煮物は)みんなを笑顔にしてくれる」とつづった。
賞の伝達式が4日に同校であり、同協会員の渋谷醸造(本別町)の岡田清信社長らが表彰状を手渡した。泉さんは「作文は苦手だけど、賞がもらえてうれしい。おばあちゃんも喜ぶ」と話した。(高田晃太郎)