藤丸120年回顧展 7階エレベーター前で再開催
藤丸(藤本長章社長)で創業120年を記念した回顧展が7階で開かれている。3月4日まで。
草創期から現在までの藤丸と、創業者の藤本長蔵氏らに関する写真や資料、遺物などを展示。1月に短期で開催したところ好評だったことから、規模を縮小して再び企画した。
明治期や昭和初期の店員やミス藤丸、変遷する店舗などの写真、かつて店内放送で使った鉄琴、昭和30年代のチラシなど、時代の移り変わりが分かる資料が数多く展示されている。
妻と来場した帯広市の男性(71)は「昔、藤丸で初めてエスカレーターに乗ったわくわく感を思い出した」と笑顔だった。
回顧展は、3月19日から同31日までは7階コミュニティルームに移動し開催する。担当の菊地研一営業企画課長は「最初の展示よりは多少減らしたが、十分変遷が分かってもらえるのでは」と話している。
藤丸は1897年に長蔵氏(初代)が開業。1900年に北越呉服を設立した年を創業としている。道東唯一の百貨店。現在の藤本長章社長で4代目。(佐藤いづみ)