新成人の門出を祝う 広尾、陸別、新得の3町で成人式
【広尾・陸別・新得】正月休みのこの時期を利用し、令和最初の成人式が3日に開かれた広尾、新得の両町。初々しさの残る若者たちは、将来の地域を支える決意を力強く宣言した。
友人と笑顔で 広尾町
広尾町の「はたちのつどい」は、同町児童福祉会館で開かれた。来賓、父母ら約50人が見守る中、新成人51人の門出を祝った。
町と町教委の主催。村瀬優町長は「一日の積み重ねが未来を生み出す。今を大切に生きて」、堀田成郎町議会議長は「10年後の社会を担う主役として、素晴らしい人生を送って」とそれぞれ激励した。
新成人を代表し、町役場で働く増田隼人さんが「仲間と助け合いながら試練を乗り越えていきたい」と決意を語った。
記念撮影を終えた新成人は、懐かしい友人と笑顔で言葉を交わし、スマートフォンで撮影しながら、式の余韻を楽しんだ。(石原秀樹通信員)
「まい進します」 陸別町
陸別では新成人23人が出席し「はたちの門出を祝うつどい」が町タウンホールで開かれた。有田勝彦教育長が「若さという武器を大いに振るい、恐れずに目標に向かって挑戦してください」と式辞。野尻秀隆町長、本田学町議会議長が祝辞を述べた。
決意表明では、新成人を代表して清水町役場職員の有田芯さんが「これからは自分の力と考えで責任ある行動を取り、人を支える立場になるよう、まい進する」と宣言した。
1人ずつ抱負 新得町
新得町では同町公民館で行われ、新成人31人が出席した。
浜田正利町長は「皆さんにはぜひ新得町に戻ってきてもらい、一緒に歴史をつくり、町の課題解決に共に汗をかいてもらいたい」と式辞。湯浅佳春町議会議長が祝辞を述べた。
新成人一人ひとりが抱負を述べた後、代表して森谷修さん(19)と太田美咲さん(20)が「社会人としての自覚を持ち、新得町を決して忘れることなく生きていく」と元気いっぱいに決意表明した。(丹羽恭太)