千両梨を使って調理 幕別明倫小
【幕別】明倫小学校(袴田孔校長、児童6人)で4日、児童が校舎周辺で採れた果実を使った調理に挑戦した。
明倫老友会(松岡政芳会長、46人)が、今年から校舎周辺の果樹を剪定(せんてい)するなど手入れをして、11月1日に梨やリンゴ、梅やプラムなど4種類の果実を収穫した。
この日は、同会への感謝の気持ちを込めて、コンテナ2個分の千両梨を使って会員と一緒にジャムとケーキを作った。学校農園で収穫した小豆を使った団子も調理した。
メンバーで町果樹研究会名誉会長の黒沼脩吉さん(88)は「今年初めての取り組みで、収穫が少し遅かったので、次からはもう少し早い時期にできれば」と話し、子どもたちが調理する姿を見守っていた。
梨のケーキを作った6年生の谷内陽葵さん(11)は、「思っていたよりも難しかったけど、おいしく出来上がりそうで楽しみ」と笑顔だった。最後は、全員で少し遅い秋の味覚を味わった。(杉原輝美通信員)