「住みよさ」帯広は全国188位
東洋経済新報社(東京)は、全国812の市と特別区を対象にした2019年版「住みよさランキング」を発表した。帯広市は全国で188位、道内では5位にランクインした。全国では順位を上げたが、道内では前年(4位)を下回った。
道内5位、買い物環境が高評価
人口当たりの病院数、大規模小売店店舗面積、水道料金、財政力指数などさまざまな公的統計を使用し、同社が独自に算出した。
「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の4項目で分類。それぞれの指標を基に偏差値を算出し、全ての指標の偏差値を平均して総合評価した。今回は算出指標やランキング対象を変更したため、順位に大きく変動があった。
帯広市は買い物環境を示す「利便度」が全国14位で、4部門の中では最も高く評価された。暮らしやすさを示す「快適度」は150位。医療機関の充実や人口当たりの刑法犯、交通事故などを指標とする「安心度」は543位。自治体の財政力や納税者の所得が指標となる「富裕度」は729位だった。
道内では室蘭市が1位で、士別市、稚内市、名寄市と続いた。全国1位は石川県白山市。金沢市に隣接するベッドタウンで石川県を代表する工業都市でもある。(川野遼介)