十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

芽登のバイオガスプラントが完成 JAあしょろ

JAあしょろが芽登地区で建設を進め、完成したJAあしょろバイオマスセンター

 【足寄】JAあしょろ(新津賀庸組合長)が町芽登地区に建設を進めていたバイオガスプラント「JAあしょろバイオマスセンター」が完成し、22日、内覧会と竣工(しゅんこう)式が行われた。成牛1000頭規模のふん尿を処理し、発電する施設。4月から本格稼働する。

 約1ヘクタールの敷地に原料槽や発酵槽、再生敷料製造棟、発電気棟、消化液貯留設備などを整備。トラブルに備えて処理ラインは2系統を確保し、殺菌処理した再生敷料の生産、耕畜連携の消化液の活用も行う。

 事業費は13億5000万円(うち補助・国1億7400万円、町5億円)。2017年7月に着工した。

 ふん尿は、同地区の大型酪農家3戸を中心に近隣農家から受け入れ、成牛換算で約1000頭、1日当たり約80トンを処理する。発電は1日6690キロワット時を試算し、固定価格買い取り制度(FIT)を活用して売電。プラントは同JAが運営していく。

 町内では、15年以上前に個別プラントが導入されたが、集約(共同利用)型は今施設が初めて。

 新津組合長は「構想から5年、中山間地の不利な農地の足寄にあって、安定した農業経営につながる。規模拡大する上でもゆとりのある生乳生産に取り組め、環境にも寄与する」と話していた。

 竣工式には関係者80人が出席し、神事を執り行った。午後からは町民センターに場所を移して祝賀会を開いた。(木村仁根)

関連写真

  • 玉串をささげる新津組合長

    玉串をささげる新津組合長

  • 芽登のバイオガスプラントが完成 JAあしょろ 3

    芽登のバイオガスプラントが完成 JAあしょろ 3

  • 完成したJAあしょろバイオマスセンター

    完成したJAあしょろバイオマスセンター

更新情報

十勝で金融機関、住宅ローン対策に力

紙面イメージ

紙面イメージ

11.23(土)の紙面

ダウンロード一括(73MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年11月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME