VR運動会で子どもたち競技楽しむ
帯広発明協会(山田政功会長)の創立70周年記念事業「森の体育館でVR運動会」が23日、帯広の森体育館で開かれた。帯広市内の小学生24人が参加し、VR(バーチャルリアリティー)を使ったさまざまな競技を楽しんだ。
帯広発明協会は1948年に設立。子どもたちに発明に興味を持ってもらい、最先端の技術に触れてもらおうと、初めて開催した。 競技は迷路、ラジコンカー、VRばんえい競馬の3種目を実施した。迷路は高い位置に設置されたVRカメラの視点のみで進む競技。迷路にはゾンビも登場し、子どもたちは悲鳴を上げながらゴールを目指した。
ラジコンカーはマシンに搭載したVRカメラの視点で操作し、制限時間内にクイズなどを解いてゴールまでの速さを競った。ゴールを急ぐあまり、マシン同士がぶつかって横転する場面も見られた。VRばんえい競馬は、STUDIOザンビが開発したオリジナルゲームでタイムを競った。
ゴーグルで見える映像はプロジェクターに投影され、見学者も競技の様子を楽しんだ。帯広若葉小6年の東野朋哉君(12)は「ばんえい競馬のゲームが楽しく、VRに興味を持った」と話していた。(川野遼介)