「純白ゆり根大福」好評 道の駅忠類
【幕別】道の駅忠類(町忠類白銀町、小竹淳店長)で、昨年8月から販売を開始した「純白ゆり根大福」が好評だ。販売5カ月余りで5000パック(2個入り)を売り上げ、地元特産の農産物加工品でもトップクラスの人気を博している。
同店が忠類特産のユリ根を使った和菓子の構想を練り始めたのは約2年前から。当時、ユリ根のシュークリームやパンなど洋菓子を製造していたが、幅広い年代や嗜好(しこう)に合わせた商品を開発しようと大福に着目した。
何度も試作を繰り返して完成させ、昨年8月10日、1パック300円で発売した。道産のもち米を使った餅は弾力のある食感で、白インゲンのあんにはユリ根が練り込まれ、上品でひかえめな甘さが特徴だ。
お盆シーズンと重なったこともあり、およそ1カ月で2000パック以上を売り上げるなど予想を超える反響があった。購入者からは「おいしい」「甘過ぎないから好き」などの評価を得て、同店の人気商品のひとつに躍り出た。スタッフの河原由紀子さんは「ほんのりとしたユリ根の甘さを楽しんで」と話している。
今後は各商品とも、ユリ根の魅力をより楽しめるよう改良を加えていく予定。18日からは、人気商品の「純白ゆり根シュークリーム」を進化させたプレミアム(1個180円)を販売する。(折原徹也)