馬場さん開発 木のイモ玩具 12月からネット販売 音更
【音更】十勝を代表する農産物ジャガイモをモチーフにした木製玩具「POTATOY」(ポテトイ)を開発した現代アーティスト馬場拓也さん(27)=帯広大谷短期大学社会福祉科子ども福祉専攻助教=が、12月から、この玩具のネット販売を始める。馬場さんは「子どもから大人まで生涯楽しめる玩具を広めたい」とPRしている。
「飾っても楽しめる」
馬場さんは、帯広市生まれ。緑丘小、第五中、帯広三条高、弘前大卒、同大学院修了。大学時代にアート作品の創作活動を本格的に始め、在学中の2015年には創作玩具国際コンペティションで入賞した。
「POTATOY」は、十勝産のカラマツやトドマツの間伐材を使い、ジャガイモのメークインと男爵を模した玩具。木目を生かしながら、多面体でジャガイモの質感を表現した。全て5センチ角以上となっていることから、幼児が誤飲する心配はない。
積み上げたり、転がしたり、並べたり、ぶつけて音を出したりして、自由に遊べる玩具で、制作は管内の木工場に依頼した。
造形美と機能性が評価され、9月には国立新美術館(東京・六本木)で展示された。
6個セット(袋詰め)、8980円。馬場さんが代表を務める販売会社「team GO-ON」(帯広)が、100セット限定でネット販売する。
馬場さんは地元・音更で親子で参加する木工のワークショップを開くなど「木育」に取り組んでおり、「玩具は子どもが最初に触れるアート作品だが、部屋に飾るなど大人も楽しめる」と話している。
すでに予約を受け付けている。購入予約は専用ホームページで。問い合わせは馬場さん(080・1887・2392)へ。(鈴木裕之)