商工会青年部がうどんやそばなど炊き出し 芽室
【芽室】町商工会青年部(犬飼忠徹部長、部員23人)は7日正午から、めむろーど駐車場でうどんやそばの炊きだしを行った。子どもからお年寄りまで多くの町民が温かい食べ物で一息ついた。
町内でも停電が続く家庭が多い中、食事に困っている人の一助になろうと急きょ実施を決めた。同青年部はこれまでも東日本大震災の被災地などで炊きだしを行ってきた。
この日は犬飼部長ら12人が、青年部のオリジナルポロシャツを着て、うどんとそば600食、焼き鳥300本以上を振る舞った。買い物客や学校帰りの子どもたちが続々と訪れ、何度も行列に並ぶ人の姿も。
そばを味わっていた町内の山田ひささん(80)は「おいしいです。近所の家は電気が復旧していたけれど、うちはまだ復旧していない。それでもお水が使えるから助かっています」と話し、芽室小5年の工藤陸翔君(10)は「こういう(大変な)ときなので特においしい」と笑顔だった。
犬飼部長は「告知もほとんどしていなかったが、多くの人が来てくれて良かった」と喜んでいた。
(澤村真理子)