肌寒さも吹き飛ばすにぎわい ホコテンが華やかに開幕
13年目を迎える帯広まちなか歩行者天国(オビヒロホコテン、実行委主催)が17日、帯広市内の平原通(西2条通)や広小路を舞台に開幕した。正午までの帯広の最高気温は12・3度と肌寒かったが、会場は大勢の来場者でにぎわい、次々と繰り広げられるアトラクションも盛り上がりをみせた。
午前11時10分出発のオープニングパレードでは、ばんえい十勝のキング号が引く馬車を先頭に約150人が平原通を行進。続くセレモニーでは、細川吉博実行委員長が「皆さんと帯広のまちを盛り上げていきたい」とあいさつした。細川委員長や田中敬二副市長、三井真十勝総合振興局長ら来賓がひもを引き、実行委メンバー手作りのくす玉が割られ、幕を開けた。
その後、帯広若鳶(とび)会が「ホコテン初め」として恒例のはしご乗りを披露。「みんなでおどろう! Y・M・C・A」では、ホコテン関係者と来場者が入り交じり、5月に他界した歌手西城秀樹さんの「YOUNG MAN(Y・M・C・A)」に合わせてポーズを決めて踊った。バトントワリングやフラダンスの愛好団体がパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。
ミカ・バトンクラブの佐竹紗空(さら)さん(8)=若葉小3年=は「少し緊張するけど楽しみ。サビの振り付けを頑張りたい」と笑顔だった。
今年のホコテンは、8月12日を除く9月9日までの毎週日曜日に実施。各種団体がさまざまな催しを予定している他、会場内には娯楽コーナーも設けられる。歩行者天国は午前9時半~午後5時(イベントは午前11時~午後4時)。(長谷川正人)