新鮮野菜求めにぎわう 愛菜屋オープン
芽室町内の「めむろファーマーズマーケット愛菜屋」(東めむろ3ノ南1)が2日午前9時、今季オープンし、開店と同時にシーズンを待ちわびた多くの人でにぎわった。十勝管内では6月にかけて各地で次々と農産物直売所がオープンし、地元の新鮮な野菜を存分に楽しめる季節を迎える。
愛菜屋には開店前から100人余りの行列ができ、笛木祐之店長が「生産者一同頑張っていくので、よろしくお願いします」とあいさつ。外観を塗り替えて装いを新たにした店舗にはトマトやナス、キュウリなどの野菜苗や、レタスやアスパラ、ハクサイ、長ネギなどの新鮮野菜が並び、目当ての品を次々と籠に入れる人の姿が見られた。地方発送するサービスカウンターもにぎわいを見せた。
町内の児玉美知子さん(69)は「ブロッコリーやホウレンソウなど決まった生産者のものを買っています」と笑顔だった。露地野菜は6月中旬から並ぶ。
愛菜屋の昨年度売上額は3億3139万円で2年ぶりに前年を上回ったが、客数は18万7160人で2年連続で減少。買い物客からの要望を受け、今年は3年ぶりに12月も営業する。
出品者でつくる「めむろファーマーズマーケット運営協議会」(94戸)の盛田義政会長は「お客さんに貢献できる直売所づくりに取り組んでいる。お客さんの求めにどう応えていくか常に考えていきたい」と話していた。
営業日数は12月9日までの163日間。営業時間は午前9時~午後5時。月・木曜定休(祝日は営業)。(澤村真理子)