やよい乃湯で無農薬ミントサウナ
天然温泉・やよい乃湯(帯広市西18南2)は23日から週1回、芽室町上美生に昨年新規就農した「いろどりファーム」の飛田暁代表(32)が栽培したオーガニックミント使用の「ハーブサウナ」を始める。運営するあさの(帯広)の浅野洋平社長(43)は「顔が見える安心原材料。地域の農家を応援したい。発汗作用もあり、気持ちも体もリラックスしてほしい」と話している。
やよい乃湯では2011年のオープン以来、ヨモギのスチームサウナ「よもぎ蒸し」を展開。うち、毎週火曜日を飛田代表のミントに変える。浅野社長は「ハーブサウナは全国にもあるが、あらかじめ作られた精油を使うのがほとんど。ミントそのものを使うのは珍しいのでは」とする。
飛田代表は帯広市生まれで、帯柏葉高、立教大卒。東京都内で働いた後、14年にUターン。23年間オーガニックハーブなどを栽培してきた夫妻が後継を探している-と上美生で農業を営む親類に聞き、一念発起し昨年に3ヘクタールの農地を購入して修業を積んできた。
飛田代表がファンという「やよい乃湯」に今回の企画を提案し、浅野社長が快諾した。飛田代表は「今後も企業や団体と積極的にコラボし、食だけでない、ハーブの可能性を多くの人に広めたい」と話していた。入浴は440円(12歳以上)。問い合わせはやよい乃湯(0155・66・4126)へ。(佐藤いづみ)