羊 毛刈りメェ～人集う 池田で全国大会
巧みなバリカンさばきを見せる出場者（１５日午前１１時半ごろ、新井拓海撮影
【池田】羊の毛刈り日本一を決める「ＪＡＰＡＮ ＳＨＥＡＲＳ（ジャパン・シェアーズ）２０１７」の最終日が１５日、羊牧場「ボーヤ・ファーム」（町清見、安西浩代表）で開かれた。全国から３０人が参加。バリカンで毛を刈る速さと、２度刈り禁止などのルールに沿って丁寧に刈る技術を競った。
日本毛刈り協会（大石隼会長）の主催。同ファームで年１回開催し今年で３回目。競技は個人部門では初心者（ノビスクラス）に２４人、過去の２大会で決勝に進出した上級者（ジニアクラス）に５人が出場。２人一組で出場する牧場対抗部門に６チームが参加した。
大会は１４日に開始。１５日は牧場対抗部門の予選と、初心者部門の準決勝を経て決勝戦に入り、同日午後に順位が確定する。ニュージーランドの羊毛刈り職人２人も審査に加わった。
２日間で１２３頭の羊の毛を刈った。大石会長（３８）は「羊の毛刈り技術が他人と比較でき、技術の底上げになっている。来年も開きたい」と話す。延べ１００人以上の牧場関係者や観光客らが訪れた。（関坂典生）
