「上士幌学」でピザ作り講座 上士幌高
【上士幌】上士幌高校(山崎恒平校長、生徒199人)の生徒が町の文化や産業などについて学ぶ「上士幌学」が21日、町内の飲食店「パピリカ」で開かれ、本格的なピザ作りを学んだ。
3年生を対象に昨年から始まった選択授業で、22人が参加し体験した。同店主井上智彦さんの指導でピザの生地作りからトッピング、焼き上げまで一連の作業を行った。
この日はマルゲリータに挑戦。ピザ窯で85秒間焼き上げた丸や四角、ハート型の手作りピザを試食しながら、上士幌らしいトッピングのアイデアを出し合った。「季節ごとの野菜を使う」「形は町のキャラクターのホロンちゃんは」など活発な意見が出ていた。
同校の瀬沼優也さん(17)は「初めてなので生地を丸くするのが難しかったがチャレンジすることが大事。おいしかった」と笑顔で話した。高橋江恵教諭は「12月に上士幌学で学んだ成果を町民に活動報告するので、それまでにオリジナルピザを完成させ商品化につながるとうれしい」と期待を寄せた。(伊藤健蔵通信員)