ハマナス化粧品「ロサ ルゴサ」に 浦幌 全国コンテスト出品も
【浦幌】町の花「ハマナス」を使った化粧品の商品名が、ハマナスの学名「rosa rugosa(ロサ ルゴサ)」に決まった。地域資源を活用した美容品コンテスト「ジャパンメイド・ビューティ アワード」(UBMメディア主催)にも出品。商品化へ向けて一歩踏み出した。
ハマナス化粧品は官民団体などでつくる「うらほろスタイル推進地域協議会」(門馬孝敬会長)が手掛ける。商品化に向けてのブランディング会議が17日、町中央公民館で開かれ、国産オーガニック化粧品を開発するアルデバラン(大阪)の暮部達夫社長が出品を報告。同アワードは今年で3回目で美容・健康業界関係者に注目されているといい、全国から28品が応募。一般投票は21日までインターネットで行い、審査員を含め総合評価される。
また、東京ビッグサイトで9月11~13日に開かれる化粧品など展示商談会「第16回ダイエット&ビューティーフェア」(同主催)にも出展する。業界関係者ら約2万7000人が来場するイベントで浦幌のハマナスをPRする。
ブランディング会議には町民4人の他、展示商談会で流す動画や町の紹介冊子を制作する近畿大学経営学部3年生4人も加わり、化粧品のブランドイメージを話し合った。化粧品パッケージのデザインは現在制作中、商品発売は年内を目指している。暮部社長は「同フェアに出展して関係者の反応を見て価格を決めたい。同アワードで賞が取れれば注目される」と話した。(関坂典生)