ミルク&チーズフェア開幕 全道62工房・社が400点
道内各地の牛乳と乳製品を集めた「ミルク&ナチュラルチーズフェア2017」が19日、藤丸7階催事場で始まった。全道各地の62工房・社がナチュラルチーズなどを販売。大勢の客が訪れて目当ての乳製品を買い求めた。24日まで。
北海道牛乳普及協会とホクレンが主催。牛乳や乳製品の消費拡大を目的に、帯広と札幌(26~31日)の2会場で毎年開いている。チーズや牛乳、ヨーグルトなど約400点で、催事限定の商品も並んだ。
ハッピネスデーリィ(池田)は昨年のジャパンチーズアワードで最高位となった「森のカムイ」(100グラム700円)を販売。台風被害が大きかった清水町からは、十勝千年の森ランラン・ファームとあすなろファーミングが出展し、あすなろの村上悦啓専務は「断水で2週間工場が止まったが、今は普段通りに戻った。牛乳の味の違いを飲み比べてほしい」と話していた。
帯広市の主婦大平聡子さん(35)は「全道のおいしいチーズが一度に買える。娘も大好き」と語り、夏帆ちゃん(2)と試食を楽しんだ。
期間中は21、22日に高校生が加工したチーズ販売や調理実演ステージが開かれる。他にも乳製品の食べ方と楽しみ方の提案、お薦めの商品の紹介などステージイベントが毎日行われる。
開会セレモニーで同協会の茂木悦雄常務理事は「北海道は生産と加工の酪農文化が定着している。消費者に免疫力向上や高血圧予防などの効用を伝え、もっと乳製品を利用してもらいたい」と話した。
茂木常務は18日、十勝毎日新聞社を訪れた。(安田義教)