あす「人日の節句」 七草がゆセット並ぶ
あす7日は、朝に「春の七草」が入ったかゆを食べる風習がある「人日(じんじつ)の節句」。帯広市内の大型店やスーパーなどの青果売り場では、七草のセットやフリーズドライの関連商品が並んでいる。
春の七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。刻んでかゆに入れて食べ、1年の無病息災を願う。正月の料理や酒で疲れた胃腸を休める意味合いもある。
コープさっぽろかしわ店(帯広市東7南15、山崎実店長)では、昨年12月31日から入り口前に特設コーナーを設置。神奈川県産の七草が入った4~5人前用のパック(430円)や、フリーズドライの七草(322円)、レトルトの白米と乾燥七草がセットになった1人前の七草がゆ(同)、七草茶漬け(同)が並ぶ。同店ではナガイモも関連商品として販売している。
売り場担当の川上聰司農産マネジャーは「この時期の風物詩としてよく売れている。特に年配の方の購入が多く、生のパックは7日までに300セットほど売れるのでは」と見込む。七草のパックを購入した訪問介護員の女性(43)=帯広=は「私が担当しているおばあちゃんは3人とも七草がゆを食べたがっていました」と話していた。(松村智裕)